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2017年1月26日木曜日

Group Powerの「More Legs」トラックのプレートを横へ回旋させる謎?な動作 - Oct16


最近のMOSSAプログラムには日常生活動作のためのトレーニング種目が散りばめられていたりします。




Oct16のGroup Powerの「More Legs」トラックにおいて正面のステップ台上に置かれたプレートをクラウチ・スタンスで持ち上げ、次に水平面方向へローテーションさせるトレーニングもそうですね。またプレートをローテーションさせる動作については「Shoulders」トラックでも同じようなローテーション動作が入っています(上の動画では44秒あたり)。

正直に言って新曲イベントではじめて体験した時には「なんじゃこれ!」ってトレーニング目的がよくわからず少々戸惑いました(笑)。


この種目において個人的に興味深く思った点についてメモしてみます。



  • あくまで「More Legs」トラックですからクラウチ動作をちゃんとやる。つまりプレートを持ち上げる際には、背中をなるべくまっすぐに長く保ち、股関節やヒザをスムーズに曲げ体を深く沈める。背中を丸めたり、手を無理に伸ばしたりして距離を稼ぐようなズルをしない。
  • ステップ台からプレートを持ち上げている動作中は、動きを安定させるためなるべく体の縦の中心軸に近い位置にプレートを保持する。
  • プレートを持ち上げた後のローテーション動作では身体の「回旋すべき部位」をちゃんと回旋させる。それは構造的には主に股関節、腰椎、胸椎、頚椎となるわけですが、ここにも注意点がありますね。
  • 下肢はCKCの状態なのであまり自由度は高くないのですが、それでもできるだけ股関節は回旋させるように意識する(できれば後ろ側の足首含めて滑らかに回旋する「イメージ」で)。
  • 胸椎は約35度の角度で回旋可能なのに対して、腰椎は約5度しか回旋できません。つまり「腰を回す」という日本語は実は腰ではなく胸を回していることになるわけです。プレートを後方へ向かってローテーションさせる際には、胸椎を回旋させることをしっかりと意識し、腰椎は回旋時の「バッファー」(緩衝域)としてのみ使うように注意します。
  • プレートが後方へ移動する際にしっかりと目で追いますが、その際に頚椎(クビ)はアゴを突き出して回旋させるのではなく、鼻のてっぺんを回旋させるイメージ。
  • 身体をローテーションさせる際には体の縦の中心軸がぶれないように体幹を安定させる。
  • 動作の後半で上肢を伸ばしてプレートを身体から遠く離すプログレッションをする場合には、肩関節だけではなく肩甲骨もしっかり動かすように意識する。

単純な動作の連続の中にも複雑なトレーニング要素がたくさん入っていますね。「自分の体を安全に効率よくきちんとコントロールする」ためのトレーニング。なかなか奥の深い種目だと思います。



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