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2017年2月2日木曜日

ウェルネスとフィットネスとヘルスの違い - wellness, fitness and health


以前予告しました通り、このブログでは「重箱の隅エントリ」なる記事が時々登場します(笑)。今回はそのシリーズ?の第2回目です。

今日は似たような使い方がされる3つの言葉「ウェルネス(wellness)」「フィットネス(fitness)」「ヘルス(health)」の違いについて調べてみました。



では辞書をひいてみましょう。

health:
- Soundness, especially of body or mind; freedom from disease or abnormality. [American Heritage Dictionary of the English Language, 5th Edition]
- Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. [WHO definition of Health]

wellness:
The condition of good physical and mental health, especially when actively maintained by proper diet, exercise, and avoidance of risky behavior. [American Heritage Dictionary of the English Language, 5th Edition]

fitness:
Good health, especially good physical condition resulting from exercise and proper nutrition. [American Heritage Dictionary of the English Language, 5th Edition]

healthは心または体が病気やケガまたは異常がなく健全なこと(WHOによる定義はもっと広いようですけれど)、wellnessは適切な食事、エクササイズ、予防によって積極的に維持されている身体的または精神的な良い健康状態のこと、fitnessはエクササイズと適切な栄養摂取によってもたらされる身体的に良い健康状態のこと、を指すようです。

またhealthは単に「健康状態」という意味でも使えて(良い意味でも悪い意味でも中立的な意味でも使えるし、例えば人についてだけでなく社会や環境などについて述べる際にも使える。

一方でwellnessやfitnessは言葉に「well-」(つまりillnessの反対)や「fit-」がついているのでもとから肯定的な意味として使われるという違いがあるでしょう。wellnessとfitnessでは前者の方が精神的な側面も含まれているので「well-being(幸福)」というもっと広い文脈でも使えそうです(まあ、心と体は互いに影響しあっていますし、そもそも「心身二元論」自体への批判もあるし、日常会話では区別する必要もあまりないのでしょうが・・・)。

wellnessやfitnessという言葉が今日のような文脈で盛んに使われるようになったのは学問の世界では1970年代以降、一般的には1980年代以降だそうです。英語としても比較的新しい言葉の使い方なんですね。また、英語圏のコンテンツでは「health and wellness」という風にひとまとまりの言葉として目にする機会も多い気がします(訳しにくいですが、前エントリでは「健康およびそれを積極的に追求すること」としてみました)。


「ウェルネス」の歴史についてはいずれマニアックに掘り下げてみる予定でいます。

ちなみに「fitness」については生物学ではこんな意味になるそうです。自然淘汰や適者生存といった文脈でも使われるのですね。


普段、何気なく使っている「ヘルス」や「ウェルネス」や「フィットネス」という言葉も重箱の隅をつついてみると(笑)、一応違いがあるようです。



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