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2017年2月22日水曜日

脳トレにも使えるViPR - MOSSA本家による解説


ViPRは脳トレ神経可塑性の活性化)にも有効だというMOSSA本家の動画のご紹介です(下図は画像なので動画を再生するにはその下のリンクをクリック)。


"Neuroplasticity" - the ability of the brain to form and reorganize synaptic connections, especially in response to learning or experience or following injury. Thanks to Derrick Price from the Institute of Motion for explaining how this important skill is trained in ViPR Workout! 


以下に動画の要約をまとめてみます。

神経可塑性(Neuroplasticity)- 特に学習や経験やケガや老化に対応して脳が自身のシナプス接続を形成し再構成する能力。
動画の「ViPRヒップドライブ&キャッチ」のような複雑な動作には多様な動きや方向が含まれる。これは上半身と下半身のストレングストレーニングとなるだけでなく、コーディネーション・トレーニングにもなる。
コーディネーション・トレーニングとはいわゆる「運動神経が良い」などと呼ばれてきた能力を鍛えるエクササイズです。 この動画で言えば例えば動くViPRの位置を認識し続けるための空間把握能力、その把握された位置情報を適切に処理する識別能力や動作を適応させる変換能力、異なる動作を連動させる能力や身体のバランス能力、音楽やテンポに合わせて動作タイミングを調整できるリズム感などを鍛えることですね。
また同時に脳神経系の 神経可塑性(Neuroplasticity)のトレーニングにもなる。脳内において新しいニューロンを形成するだけでなく、新しく配線しなおしたり接続を作ったり強化したりできる。これらは加齢とともに失われやすい機能を補填するものである。
「ViPRヒップドライブ&キャッチ」のような動作は身体のストレングスだけでなく、脳のストレングス強化(脳トレ)にもなる。


重要なポイントの一つは筋膜(「MOSSA本家による「筋膜」に関する解説動画」)と同様に、神経可塑性により年齢に関係なく脳も適応させることができるという点。できるだけ「動き続けること (Let's Move!)」が身体にも脳にも大事ですね。

ちなみにMMAのトレーニングでも脳トレの重要性が認識されているようですよ(「今、一番すごいアスリートは?」)。ViPRだけでなくMMAをコレオのベースにしているGroup Fightも脳トレには有効だと考えられます。



参考:脳やシナプスの可塑性とは
(以下は引用です)
脳やシナプスの可塑性とは,様々ある入力に対して脳やシナプスが変化する性質である. 
脳には可塑性があるが,コンピューターにはない.(略)コンピューターの回路は綿密な設計図によって作られる.その設計図に従ってひとたび作られたコンピューターでは,どのような使われ方をされようと,回路の連結が変化することはない. 
一方,(脳の)神経回路は,まず遺伝子情報に基づいて形成される.コンピューターと違うのは,脳や神経細胞が育つ過程,あるいは十分成熟した後でも,この神経回路が変化するのである.変化させる要因は,脳や神経細胞,あるいはシナプスへの入力である.脳への入力は,外界からのヒト個体への様々な刺激が感覚入力,つまり,視覚や聴覚,味覚,触覚,痛覚として脳に伝えられる. 
これらの入力は受動的な環境からの刺激ばかりでなく,個体が発する運動や行動に対するフィードバックとしてももたらされる.また,シナプスへの刺激は外界からばかりでなく,思考や感情などの脳内活動によってももたらされる. 
可塑性によってもたらされる神経回路の変化とは,シナプスでの伝達効率の変化,シナプス結合の変化(シナプス結合が生じたり,増加したり,減少したり,消滅したり)である. 



参考:google検索 「コーディネーション能力


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