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2017年4月11日火曜日

ジムに通っているのに痩せない・・・同じ運動をしているのに人によって効果が違うのはなぜ?

「頑張ってジムに通っているのに私だけ痩せない」そんな悩みを持っている方々もいるかもしれません。

金沢大学の研究チームが驚くべき発見をしました。なんとせっかく運動をしてもその効果を無効化してしまうホルモンが肝臓から分泌されてしまう体質の人がいるのだそうです。

以下は要約です。

運動の効果に個人差がある原因の一つを解明!!(金沢大学)
肝臓ホルモンが運動の効果を無効にする「運動抵抗性」を引き起こす - 金沢大

金沢大学(石川県金沢市)医薬保健研究域医学系の金子周一教授らの研究グループは、肝臓から分泌されるホルモン「ヘパトカイン」の一つが運動の健康増進効果を妨げる「運動抵抗性」という病態を引き起こすことを明らかにした。
このホルモンは 加齢や肥満や糖尿病患者で多く分泌されることが観察されていたがその作用についてはこれまでよくわかっていなかった。 
そのホルモン「ヘパトカイン」の一つ「セレノプロテインP」を分泌しないマウスに一日30分の走行運動を1か月させたところ、通常のマウスよりも運動限界能力が2倍も高くなることが分かった。一方で通常のマウスにこのホルモンを注入すると運動で様々な効果を持つといわれている物質の働きを悪くしてしまう(AMPKリン酸化が低下)ことも分かった。 
人間の臨床でも同じ結果が得られた。運動習慣のない健康な女性31人に、有酸素運動トレーニングを8週間行ってもらった結果、それによる運動効果がでない女性ではトレーニング前においてこのホルモンの血液中濃度が高いことが分かった。
これらの結果から、このホルモンによって運動してもその効果が無効にされてしまう体質の人々がいることが判明した。 また、これは同じ運動を行っても個人差がでてしまう原因の一つとも考えられる。
この肝臓から分泌されるホルモン「セレノプロテインP」が筋肉に作用することで運動したとしてもその効果が無効になる運動抵抗性を起こしていると考えられるとのこと(過剰に分泌されたセレノプロテインP が受容体LRP1を通じて筋肉で作用。筋に取り込まれたセレノプロテインP は,GPX1やSeWなどの抗酸化タンパクを誘導する。その結果、運動で生じる活性酸素の量がおさえられてしまうため運動したとしてもその健康増進効果がでない病態「運動抵抗性」におちいる)。



同研究グループでは、この研究結果を運動効果の測定診断や運動効果を増強する新薬の開発につなげていきたいと考えている。


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